東京都、グリーン購入ガイドの改定を発表

東京都、グリーン購入ガイド改定(2023年度版)で、PEFCとSGECの認証に加え、生物多様性保全を要件に企業や団体に、持続可能な紙製品の購入を呼びかけます。これまでの但し書が削除されました。

東京都環境局資源循環推進部によると、改定の理由は、バージンパルプが原料として使用される製品の生産において、サプライチェーンにおける持続可能性に関する課題があることに対応するためです。具体的には、紙の原料となる森林の適切な管理や、生物多様性の保全が求められます。改定により、PEFCやSGECなどの認証制度による森林管理に加えて、サプライチェーンにおける生物多様性の損失を引き起こさない持続可能な生産が確認されたものが求められるようになります。


( 2022年度版 )
【水準2】(配慮事項)
「バージンパルプが原料として使用される場合にあっては、FSC認証・PEFC(SGECを含む)認証を受けたもの又は間伐材等パルプであること。ただし、いずれかの認証制度において、認証対象から排除する措置を受けているものがサプライチェーンに関わる場合を除く。」

( 2023年度版 )
【水準2】(配慮事項)
「バージンパルプが原料として使用される場合にあっては、FSC認証・PEFC(SGECを含む)認証を受けたもの又は間伐材等パルプであるなど、サプライチェーンにおいて生物多様性の損失を引き起こさない持続可能な生産が為されたものであることが十分に確認されていること。


木材も同様となります。

東京都グリーン購入ガイド(2023年4月1日施行)