中国江門市 鼓楼水辺の木造橋
25メートルの長さの江門市、中国の鼓楼橋は、自然教育、釣り、農業活動のためのエコ文化観光リゾートの一部を形成していますが、何百ものPEFC認証材が一緒にボルトを用いて使われ、中国南部の農村部で用いられる伝統的な建築技術に花を添えています。
目を引くこの木製の橋は、鼓楼水辺リゾートの多くの橋の一つです。都市建築との差別化を図り、伝統的な農村文化を再活性化するため、中国の建築事務所LUOスタジオは自然の木材を使って「アーチ型」の橋を建設しました。
水との地理的な近さから、鼓楼は水系を利用して池を掘り、魚釣りや農業のための土手を形成する伝統を確立しました。多くの橋が建設され、水で区切られたエリアをつなげています。
デザインチームは、リゾート内の他の開放的な風景の橋とは異なる、木製の橋上に比較的「閉じた」回廊空間を作り出しました。その目的は、「実用的な」商店街から「夢見がちな」子供の遊び場への移行を強調し、訪問者に移動過程での厳粛さを感じさせることでした。
この橋のデザインは、この移行を特別な体験にすることを目指しています。橋を渡ると、歩行者は精巧な木製の建築と構造結合部、そして橋の下の動く水を見ることができます。屋根の隙間からは日光が差し込み、この建築物を他の開放的な橋から際立たせます。
PEFC認証の木材は壁構造、屋根、外壁、床などの構造要素に使用されました。下側を形成する3本の主梁以外の構造は大部分が小さい木製部品ですが、定規通りの長さの松材から作られています。
「小さな木製の部品は互いに連結され、3本の主要なアーチ形の梁に固定され、上層と下層のサブの梁として機能します。」
「さらに、これらのサブ梁の両端は上向きの部品と組み合わされて、安定した力の三角形を形成します。」とLUOスタジオは述べています。
このプロジェクトは、PEFCが支援する2022年度「 The Best Use of Certified Timber Prize (認証木材の最良の利用賞)」の候補に選ばれました。
©Weiqi Jin