地域資源・SGEC認証林を活かした環境配慮型建築

鹿沼相互信用金庫今市支店

外観

内観

2023年5月に竣工し、6月にオープンした鹿沼相互信用金庫今市支店は、持続可能な社会の実現を目指す象徴的な建築プロジェクトです。このプロジェクトは、地元栃木県の持続可能な森林管理に基づくSGEC認証林から伐採された木材を一部使用し、環境に配慮した建築の模範を示しています。

ウッドデザイン賞2023 ライフスタイルデザイン部門(建築・空間分野)を受賞したこの店舗は、組子耐力壁製作において星野工業株式会社(SGEC認証取得企業)の協働により、地域の伝統工芸を継承しつつ、現代の建築技術と融合させた傑作です。地元、鹿沼と日光産の良質な木材を活用した木造店舗は、単に設計作業を超えた、環境配慮、地域振興への貢献、そして脱炭素への取り組みを体現しています。

この建物から、私たちは木材利用カーボンオフの重要性と、持続可能な森林管理の価値を再認識します。未来への架け橋として、鹿沼相互信用金庫はこれからも、木の良さを感じられる空間づくりを通じて、地域社会と環境への貢献を続けていきます。

組子耐力壁(星野工業株式会社制作)

■この建築について

発注者鹿沼相互信用金庫
設計・監理株式会社 かんばら設計室
施 工株式会社 中津工業
組子耐力壁研究開発栃木県立宇都宮工業高等学校
組子製作星野工業株式会社
木材供給者株式会社栃毛木材工業 (構造材) その他

木造平屋建
面積建築面積 410.35m²延床面積 357.45m²
建設期間2022.2-2022.10
施工期間2022.10-2023.5

構造材を提供された株式会社栃毛木材工業

鹿沼発・全国の木工製品販売を誇る星野工業株式会社