SGEC森林認証・秋田県大館市有林の合板を
ホームセンター・ジョイフル本田で販売開始
行政の認証林から一般消費者へ
秋田のスギ・SGEC認証材合板
SGEC森林認証を取得している大館市有林の、認証木材から作られた合板が株式会社ジョイフル本田（本社：茨城県土浦市）の2店舗で販売開始されました。この動きは、環境に優しい商品選択を促進し、持続可能な森林経営を支援する森林認証制度の実践例として注目されています。SGEC認証された木材は、国際基準の厳しい合法木材としてクリアした証であり、消費者に安心と信頼を提供します。また、この取り組みは地域の林業を強化し、地元の雇用創出と産業の成長を促しており、森林資源の持続可能な利用と地域経済の活性化を同時に達成しています。秋田県大館市の取り組みは、SGEC認証森林の面積を拡大し、地域全体の林業の発展に貢献するグループ認証へと移行し現在は北鹿地域林業成長産業化協議会と組織も拡大するなど、地域協力のもと進行しています。この一連の流れは、地域の林業を支えるサイクルを創り出し、秋田スギのふるさととしての地位を再確立しつつあります。
東証プライム上場企業である株式会社ジョイフル本田は、サプライチェーンの持続可能性を重視し、SGEC認証を取得した大館市有林の木材を選択しました。この合法かつ認証された木材の流通は、地方の豊かな森林資源を活かした地産地消モデルの成功例であり、地方から都会へと広がる販路の展開に期待を寄せています。SGEC/PEFCの取り組みは、地域経済の活性化と環境保全を両立させる未来を築く上で、ますます重要な役割を果たしていくことでしょう。
■北鹿地域林業成長産業化協議会
北鹿地域林業成長産業化協議会は、SGEC森林認証を核に、大館市や周辺町村、地元企業が協力し、持続可能な森林管理と地域経済の活性化を図る組織。認証取得面積の拡大や資源循環の促進を通じて、地方創生を目指しています。
