EU森林破壊規則(EUDR)に関する最新動向
#PEFC本部よりEUDR延期についての最新状況が届きましたのでお知らせ致します#
9月23日、欧州委員会(EC)はEU森林破壊規則(EUDR)の1年間延期を提案する意向を発表しました。 正式な提案と詳細はまだ発表されていませんが、手続きの進捗状況と最新の情報をお知らせします。
■ 延期の理由
・ITシステムの不備が主な理由とされている
■ 今後の手続き
- ECが正式提案 → 欧州議会(EP)と理事会(加盟国)の承認 → 合意が必要
- 提案には簡素化措置も含まれる可能性あり
■ 検討中の簡素化案
- デューデリジェンス手続きの合理化
- 義務の一次事業者限定
- 特定製品の除外
- EU国家森林データベースのEU ITシステムへの統合
- 零細生産者の一回限り登録
- 「ゼロリスク国」或いは「非常に低リスク国」カテゴリー導入(ただしWTOとの整合性に懸念)
■ 今後のスケジュール(見込み)
- 10月27日:EPが緊急手続き開始の可能性
- 11月後半:EPと理事会の交渉(三者協議)開始の可能性
- 新たな延期が承認されれば:
- 大企業及び中規模企業:2026年12月30日までに遵守
- 零細及び小規模企業:2027年6月30日までに遵守
■ PEFC会員への影響
- 主要義務に変更はないため、準備作業は継続推奨
- 今後は移行措置や明確化が中心となる見込み
■ PEFCの対応
- 今後の動向を注視し、正式提案後に説明会を開催予定
- 最新情報は以下で入手可能:
👉 https://treee.es/EUDRlist