日本初の「SGEC/PEFCプロジェクトCOC森林認証の家」が誕生

2019年11月



本年4月、SGEC/PEFC認証制度の普及・発展のため設立した「合同会社森林認証のもり」(代表:森匡子。以下「森林認証のもり」)は、個人住宅では日本初となる「SGEC/PEFCプロジェクトCOC森林認証の家」(以下、森林認証の家)を積水ハウス㈱の協力のもと建築し、11月29日に審査機関:一般財団法人日本ガス機器検査協会より認証を取得しました。

SGEC/PEFCプロジェクトCOC認証には、全体認証と部分認証があります。「静岡県富士山世界遺産センター展示棟の逆さ富士を模した木格子」や2020年東京五輪大会で使用予定の「東京都有明テニスの森公園インドアテニスコート・クラブハウスの屋根の構造用集成材」などのSGEC/PEFCプロジェクトCoC認証は、SGEC/PEFC認証材を使用した部分を特定し審査する部分認証(非認証材は審査の対象外)でした。

今回、「森林認証のもり」では、全体認証の森林認証の家を建築し、プロジェクトCOC認証を取得しました。これは、国産材由来のSGEC/PEFC森林認証材(木質由来の障子や襖など紙製品を含む)の使用比率が木造住宅全体で使用された非認証材を含む全ての使用木材量の70%以上である家であり、かつ、使用された全ての非認証材(含む外国産材)の由来を確認し、使用して問題ないと確認された安全安心の部材のみを使用して建設、認証された家です。

「森林認証のもり」では、SDGs(持続可能な開発目標)の、「つくる責任、つかう責任」に賛同し森林認証の家に挑戦する皆様と一緒に、第二、第三の森林認証の家の実現を目指す、としています。

森林認証の家概要

 建築場所 :大阪府吹田市
 竣  工 :2019年11月16日
 構造工法 :木造2階建て、木造軸組構法(シャーウッド構法)
 施  主 :森 匡子
 施  工 :積水ハウス株式会社
 木材使用材積:(パルプ由来分の材積は微少の為含まず)

総材積SGEC/PEFC認証材積SGEC/PEFC認証材 使用比率
44.287m331.827m371.9%


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1116リビング
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