EUDRに関する最新情報のおしらせ

                                        2025.10.27 SGEC/PEFCジャパン

PEFC本部よりEUDR に関する現段階における以下の情報を入手しましたのでEUDR(欧州森林破壊防止規則)の延期に関する最新情報をお知らせいたします。欧州委員会の公式提案詳細は以下のリンクをご覧ください。

https://ec.europa.eu/commission/presscorner/detail/en/ip_25_2464 およびhttps://ec.europa.eu/transparency/documents-register/detail?ref=COM(2025)652&lang=en

この提案は主に、特に中小企業や川下事業者におけるEUDRの義務を簡素化し、行政負担を軽減し、システムの運用性を確保することを目的としています。簡素化された申告制度の導入、施行時期の延期、審査メカニズムの統合などが盛り込まれています。

# 主な提案事項は以下の通り:

●マイクロ企業および小規模企業へのEUDRの適用は2027年1月1日から(大企業向けについては延長されることはないが罰則が課されない6か月の移行期間を提案)

●零細・小規模生産者は簡略化された申告で可:ただし、身元、地理的位置情報または住所、生産データを含める必要あり

●EUDR情報システムの改善

●EU木材規則(EUTR)の適用の継続

*小規模事業者に対しては2026年12月30日まで適用                          *2023年6月以前に生産された木材については、2028年12月31日まで適用

# 今後の予定:

欧州議会および理事会(EU加盟国)における審議:欧州委員会の提案に対する見解を策定し、交渉開始の権限を付与

●共同規制当局による交渉

●2025年12月30日までに合意に達し、EU官報に掲載されることで、改正内容が適用